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 三杉基金(仮称)を設立
 平成27年度予算
 平成27年予算が3月17日に評議員会で3月27日に理事会でそれぞれ審議の上決定されました。
財団経営売店収益の大幅減少に対応して財団の助成等公益事業を大幅に見直したことに伴い、公益目的支出計画(新法人移行時の正味財産額を公益事業に使い切る年次計画)の計画終了年度を平成32年度末から平成43年度末に変更いたしましたが、変更した計画は平成26年度予算をベースに策定してあるため、平成27年度予算は基本的には26年度予算を踏襲して編成されました。
このように前年度予算を踏襲せざるを得ない中で、故財団名誉理事長三杉和章先生の御遺族からの御寄附300万円を基に「三杉基金「(仮称)」が設立されました。基金名に「(仮称)」が付されていますが、これは三杉先生の御遺志を生かし御寄附を有効に活用して行くため、今後、その使途について検討し、基金名も使途に相応しいものにするため「(仮称)」を付したものです。三杉先生の財団事業に寄せられた想いが生きるように使途を決めたいと考えます。
 財団設立時基本財産の取崩額は900万円を想定
 財団の存在意義が維持できる予算規模を確保するため、財団設立時の基本財産を財源とする公益事業基金2億5千430万円の一部を必要に応じて取り崩すことにしていますが、平成27年度における公益事業基金取崩額は900万円と想定しました。
 当年度予算の財源となるのは当年度収入(御寄附、賛助会費等)と前年度からの繰越金であるため、前年度繰越額や御寄附等の額によって公益事業基金取崩額にも異同が生じますが、予算計上した額は取崩限度額として設定しました。
 指定寄附助成に120万円計上
        4件に助成予定
財団への御寄附に「一般寄附金」と「指定寄附金」があります。指定寄附金は寄附者の方が助成する研究領域を指定しての寄附金であり、一般寄附金は使途を特定しない財団事業一般への御寄附です。
従来、指定寄附金は、財団が行っている研究助成に採択された研究のうち寄附者が指定した研究領域に合致する申請への助成金に加算して使うことにしていましたが、合致する採択申請が少なく、寄附を受けたまま執行できない寄附金が生じ合計で85万円に達しています。その中には、平成20年度に受けた寄附金もあります。このような状態を放置することは許されませんので、現在までに受けている指定寄附金の全額を27年度に使うことにいたしました。当財団の研究助成は全て公募によって助成申請を受けており、指定寄附助成も助成申請を公募する必要があります。公募に当たっては助成額を相応の額にする必要があると考え、助成額は一般財源も合わせて一律に1件30万円としました。該当する助成は4件であるため合計120万円を計上しました。
また、今後は、指定寄附金は10万円以上の寄附金とさせていただき,速やかに活用させていただくよう寄附規程を改正しました。
 賛助会費 376名の方が納入
倶進会会員の先生方を中心に多くの方々の御協力をいただき、3月末現在で376名の方から平成26年度賛助会費を次のとおり納入していただきました。
既加入賛助会員 335名中307名
新規加入賛助会員      69名
予算計上では前年度対比20名増の352名を想定していましたが、お蔭様でその想定を大きく超えることができました。本当に感謝申し上げます。
 このような状況の中で平成27年度収支予算が次のとおり決定されました。
○研究等助成事業 総額2千120万円
1 推進研究助成 合計1千万円
 梅原清氏御夫妻からの御寄附を財源とする梅原基金による助成です。
 この助成は原則として3ヶ年度継続助成を予定しています。3ヶ年度継続助成を受けた研究のうち優秀な研究には梅原賞が授与されます。
 助成額 1件100万円 計9件
 梅原賞 1件100万円 計1件
2 わかば研究助成 合計600万円
  大学院生を含む35歳以下の医学研究者を対象にしています。前年度予算350万円から増額計上しました。
 助成額 1件50万円  
3 医療技術研究助成 合計100万円
 横浜十全会基金を財源とする助成であり、医師を除く医療従事者が行う実務的研究や業務改善を図ることを目的に助成します。
 助成額 1件20万円 
4 医学・医療関連事業助成 合計200万円
 医学・医療における社会的課題に対する組織的活動の支援を目的に助成します。
 助成額 1件50万円
5 心臓疾患研究助成 合計100万円
 心臓疾患研究への助成を指定した御寄附500万円を財源とする指定寄附助成であり、平成24年度から行われています。
 助成額 1件100万円
6 指定寄附助成 合計120万円
 助成研究領域を指定した寄附金に基づく助成であり、次の研究領域に各30万円を助成します。
 泌尿器科学関係   1件
 神経内科学関係   1件
 胆のうがん研究関係 1件
 血液内科学関係   1件
○横浜市大教育等助成事業
      総額190万円
1 大学院優秀論文賞 合計20万円
 横浜市立大学大学院優秀論文賞の受賞者4名に副賞を授与します。
 1 国際学術交流事業助成 
合計20万円
 国外からの短期の医学・医療の研修等に助成します。
 助成額 1件10万円
2 学生自主的活動助成 
合計150万円
 横浜市立大学医学部の学生が自主的に行うボランティア活動等や国内・海外の研修や実習に対して助成します。
 助成額 1件15万円を限度として必要経費の2分の1の額
○医学・医療啓発事業 
    合計 100万円
 研究報告書及び事業年報の発行等、医学・医療の啓発事業を行います。
 財団が助成した研究等の報告書を冊子形態の発行からホームページ掲載に変更したため、予算額を前年度230万円計上に対して大幅に減額しました。
 今後とも財団賛助会員加入をお願いします。
財団賛助会員は、研究助成事業の大事な支柱です。
是非とも、ご加入くださいますようお願い申し上げます。
 市大附属病院臨床助手会から
    438万円余の御寄附
 横浜市立大学附属病院の臨床助手会から438万円余の御寄附がありました。これは、同臨床助手会・元会計の西川正憲先生を通じて寄せられたものであり、臨床助手会会員皆さんの会費等の預金とのことです。寄附申込書の寄附金の希望使途欄に「横浜市立大学医学部発展のため」と記載されており、今後、財団理事会等で協議し、御寄附の趣旨に沿って活用させていただきます。
 本当にありがとうございました。
厳しい状況の中にあるのは変わりませんが、関係皆様方の御支援をいただきながら財団事業の遂行に取組んで参ります。
倶進会会員皆様の更なるご協力を切にお願い申し上げます。
                   理事長 井出  研