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新年明けまして
 おめでとうございます
 本年も、医学・医療研究の助成や医学教育支援など財団設立に
寄せられた倶進会会員皆様方のご意志に沿って事業の推進に取組んで
参ります。
 倶進会会員皆様のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。

第6回梅原賞授与式を開催
 第6回梅原賞の授与式が11月4日に横浜市立大学附属病院10階の
修士講義室で開催されました。
 梅原賞は、当財団の推進研究助成を3年継続して受けた研究者から
提出された研究報告書に基づいて選考し、臨床応用が期待される優れ
た研究成果を挙げた研究者に授与されるものです。
推進研究助成は、篤志家の梅原清様御夫妻から「医学・医療の研究・
開発に寄与したい」という目的の御寄附に拠って平成15年度に設立
された梅原基金を財源としています。
 今回は、横浜市立大学大学院医学研究科 臓器再生医学 武部貴則准教授の
「ヒトiPS細胞を用いた革新的三次元肝・膵組織創出法の開発」に対して
授与されました。
 第1回からの受賞者は別表のとおりです。

「梅原賞受賞者一覧」はこちらからダウンロードできます

 授与式には来賓として横浜市立大学理事長 二見良之氏、同大学学長 
窪田吉信氏が出席され、両氏から御祝辞をいただきました。
二見大学理事長からは授賞研究について「世界の至宝」とのお言葉がありました。
 又、来賓としてご出席いただく予定でした梅原清様御夫妻は、誠に残念
ながらご都合がつかなくなりました。
授与式ご出席の皆様には梅原清様の「ぜひ出席したいと思っておりました。
皆様に宜しくお伝えください。」とのお気持ちをお伝えしました。
 梅原賞の選考経過については、推進研究助成選考委員会委員長の分子生物学
大野茂男教授から次のとおり報告されました。
「今回の梅原賞は、7月23日開催の選考委員会で決定されました。
選考理由は以下のとおりです。
・ iPS細胞を初めとして様々な細胞を創出する技術が飛躍的に発展する中で、
  細胞の集団である「三次元組織」を創出する事が、次の大きな課題となって
  いました。
・ このような中で、本研究は、ヒトiPS細胞を用いて、機能する肝組織、
  そして膵組織を創出することに成功し、医学生物学の広い分野に大きな
  インパクトを与えたもので、画期的な成果であるといえます。
・ 成功の鍵の一つは「器官原基の自律的な自己組織化能」の応用であり、
  合理的な発想に基づく優れて独創的な成果であるといえます。 
・ 本研究はすでに生物学及び再生医学の基礎分野に大きな影響を与えた
  のみならず、本研究の成果を利用して、創薬における薬剤評価系への
  応用、さらに再生医療への応用展開の研究開発が大きく進んでいます。
以上、本研究はその内容が特に優れていると同時に、その医療への展開が
大いに期待できるものであり、梅原賞にふさわしい研究であると認定しました。」
 授与式終了後、受賞者の武部貴則准教授による記念講演会が行われました。
 受講された皆さんからはわかりやすい説明であったとの感想を戴いております。
 授与式及び記念講演会には、地域紙のタウンニュース金沢区編集室から取材
あり、11月12日号に記事が掲載されました。
 梅原様御夫妻の「医学・医療の研究・開発への寄与」との御篤志に応えられる
研究成果が挙がるよう今後とも研究助成を続けて参ります。

賛助会員御申込み・御寄附に感謝
 平成24年度に発足した財団賛助会員制度に倶進会会員の皆様に御申込みを
お願いして参りました。御申込みは、昨年度末時点で366名、本年度は12月末
現在、382名に及んでいます。
 売店利益に多くを望めない中、賛助会費は経常的な主要財源であり、
御申込みに対して心から感謝申し上げます。
 又、御寄附は本年度現在までに118件、金額は216万余円に及びました。
本年度、新たな試みとして、11月に発送した事業年報に、賛助会員御申込みと
御寄附の依頼文を同封したところ、発送以降、賛助会員の新規加入者は10名、
御寄附については賛助会員から47件、倶進会会員からは2件ありました。

本年も御協力をお願いいたします
 本年も財団設立趣旨を全うするため、事業に取り組んで参ります。
 倶進会会員の先生方のご協力を心からお願い申し上げますとともに、
本年も良い年でありますようお祈り申し上げます。
(横浜総合医学振興財団  理事長  井 出  研)