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平成28年度予算を決定
 平成28度年予算は2月2日の評議員会、2月17日の理事会でそれぞれ
審議の上、決定されました。
 予算の内容及び規模は、研究等助成事業などの公益事業を中心として
27年度予算のレベルを維持、継承できております。
 財団売店の収益減少に対応して、26年度に公益事業を大幅に見直しま
したが、これに伴い、公益目的支出計画(新法人移行時の正味財産額を
公益事業に使い切る年次計画)を変更して計画終了年度を延長いたしました。
28年度予算は前年度予算と同様、この計画に則ったものです。
 以下、新年度予算の要点を説明します。

① 三杉基金で学術講演会に助成

新規事業として、学術講演会などに助成します。
 財源は、昨年度、設立された「三杉記念医学教育研究基金」です。
 使途については、三杉先生の財団事業に寄せられた想いが生きるよう
検討を重ねて、2月の評議員会、理事会で内規として決定され、市大医学部
の人材育成を目的として、医学教育、医学研究、これらに関連する学術講演会
などに助成することとされました。
 基金の金額は、故財団初代理事長三杉和章先生の御遺族からの御寄附に
市大附属病院臨床助手会からの御寄附を加えると同内規で定められ、
総額700万円が計上されております。

② 公益事業基金の取崩額は900万円を想定
 公益事業の予算規模を確保するため、平成25年度から理事会、評議員会
決議をいただき、財団設立時の基本財産を財源とする公益事業基金
2億5,430万円の一部を必要に応じて取り崩すことにしています。
平成28年度の取崩額は前年度同額の900万円を限度額として想定したものです。

28年度収支予算の内容
 公益事業を中心にご説明します。公益事業の予算額総額は2,240万円です。
各項目の予算額は特段の記載がない限り前年度と同額です。

Ⅰ 研究等助成事業 総額1,930万円

1 推進研究助成 合計900万円  1件100万円  計 9件
   梅原清氏御夫妻からの御寄附を財源とする梅原基金による助成です。
 臨床応用が期待される優れた医学研究に対する助成で、原則として3か年度
 継続助成を予定しています。   
 なお、当助成を受けた研究のうち優秀な研究には梅原賞が授与されますが、
 29年度に28年度分と2か年度分を審査する計画ですので、本年度の計上は
 ありません。

2 わかば研究助成 合計600万円  1件50万円  12件
   大学院生を含む35歳以下の医学研究者を対象にしています。
  将来性のある若手研究者への助成で当財団の特色となっている助成です。

3 医療技術研究助成 合計100万円  1件20万円以内
   横浜十全会基金を財源とする助成で、医師を除く医療従事者が行う
  実務的研究や業務改善を図ることを目的に助成します。

4 医学・医療関連事業助成 合計200万円  1件50万円以内
   医学・医療における社会的課題に対する組織的活動の支援を目的に
  助成します。
   多くの方に応募していただけるよう、募集要項をわかりやすく改め
  ます。

5 心臓疾患研究助成 合計100万円  1件100万円
   心臓疾患研究への助成を指定した御寄附500万円を財源とする
  指定寄附助成です。平成24年度から年額100万円の助成が行われており、
  本年度が最終年度となります。

6 指定寄附助成 合計30万円  1件30万円 (腎臓内科学関係) 
   助成研究領域を指定した寄附金に基づく助成で、一つの研究領域に
  30万円を助成します。前年度は4領域に助成済で、本年度は新たな1領域の
  助成です。

Ⅱ 横浜市大教育等助成事業   総額 210万円

1 大学院優秀論文賞副賞の授与 授与合計額 20万円  
   横浜市立大学大学院優秀論文賞の受賞者4名に副賞を授与します。
   副賞額 1件 5万円

2 国際学術交流事業助成 合計 20万円   1件10万円 
    国外からの短期の医学・医療の研修等に助成します。

3 学生自主的活動助成 合計 150万円
    横浜市立大学医学部の学生が自主的に行うボランティア活動等や
   国内・海外の研修や実習に対して助成します。
     助成額 1件15万円を限度として必要経費の2分の1の額

4 学術講演会助成  20万円  1件5万円以内
   本年度から「三杉記念医学教育研究基金」を財源として開始される
  医学教育研究への助成です。本年度は学術講演会等への助成を予定
  しています。

Ⅲ 医学・医療啓発事業 合計 100万円
   研究報告書及び事業年報を冊子形態で発行し、あるいはホームページに
  掲載する等、医学・医療の知識啓発を進めます。

Ⅳ 附属2病院の売店経営
   公益事業を支える事業として、経営改善を行い、引き続き収入の確保に
   努めて参ります。

Ⅴ 財団賛助会員加入の募集

Ⅵ 御寄附のPR 
     財団賛助会員及び寄附金収入は、今後、研究助成事業の重要な財源
   となります。
     賛助会費は、倶進会会員の先生方を中心に多くの方々の御協力をいた
   だき、3月末現在で387名の方から27年度会費を納入していただき
   した。
      既加入賛助会員  366名中331名
      新規加入賛助会員      56名
   毎年、会員20名増加の目標を達成しております。
   また、27年度の寄附金収入は、約250万円に達し、予算額を大きく超え
   ることできました。
    厚く御礼申し上げますとともに、今後ともご加入、ご厚志を賜るよう
   お願い申し上げます。
    厳しい状況ではありますが、関係皆様方の御支援をいただきながら、
   本年度も全力で事業の遂行に取組んで参ります。
    倶進会会員皆様の更なるご協力を切にお願い申し上げます。

                       理事長 井出  研