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平成29年4月1日、財団は設立25周年を迎えました

横浜総合医学振興財団は、俱進会の皆様のご寄附により、平成4年4月1日設立されました。
当財団は横浜市立大学医学部創立50周年記念事業の1つとして、医学部の研究や教育の助成だけでなく、広く横浜市、神奈川県内の医学医療の発展に寄与することを目的として設立されております。以来、皆様には格別のご理解、ご協力を賜り、おかげさまで25周年を迎えることができました。この間の助成額は約5億3,000万円と全国的にも類を見ない実績を誇っており、医学部の後輩育成、市内、県内の医学医療の発展に極めて大きな貢献をしております。
 皆様に厚く御礼を申し上げます。

平成29年度予算を決定

平成29度年予算は3月7日の理事会、3月28日の評議員会でそれぞれ審議の上、決定されました。 
設立25周年を迎えまして、皆様から期待されることは財団の安定運営と永続であると改めて感じ、堅実な予算を編成いたしました。
予算の内容及び規模は、研究等助成事業などの公益事業では同事業を大幅に見直した26年度の予算のレベルを維持、継承し、同年度に変更・延長した公益目的支出計画(※)に則った予算となっております。
売店経営では、28年度に引き続き経営改善を進め、収入、支出とも実績を踏まえた着実な額を計上いたしました。
賛助会費、寄付金収入につきましても実績に則った額を計上しています。
※ 公益目的支出計画:新法人移行時の正味財産額を公益事業に使い切る年次計画。計画終了年度を42年度末までに延長しました。
以下、新年度予算の要点を説明します。
① 助成の実績,効果をアピールする広報誌を発行
財団の医学研究等への助成実績とその効果、成果をわかりやすく表現した広報誌を発行します。
目的は、賛助会員及び寄付金の増加を図って医学研究等助成の財源を将来にわたって安定させることです。

② 公益事業基金の取崩額は800万円を想定
公益事業の予算規模を確保するため、平成25年度から理事会、評議員会の決議をいただき、財団設立時の基本財産を財源とする公益事業基金2億5,430万円の一部を必要に応じて取り崩すことにしています。平成29年度の取崩額は、前年度より100万円少ない800万円を限度額として想定しております。

29年度収支予算の具体的内容

公益事業を中心にご説明します。公益事業の予算額総額は2,290万円で昨年度より50万円増額です。各項目の予算額は特段の記載がない限り前年度と同額です。

Ⅰ 研究等助成事業  総額1,930万円
 1 推進研究助成 合計1,000万円
梅原清氏御夫妻からの御寄附を財源とする梅原基金による助成です。臨床応用が期待される優れた医学研究に対する助成で、原則として3か年度継続助成を予定しています。   
      助成額       1件100万円 計9件
当助成を受けた研究のうち優秀な研究に梅原賞を授与します。29年度は28年度分と2か年度分を審査します。            
      梅原賞副賞    1件100万円   1件

 2 わかば研究助成 合計600万円
大学院生を含む35歳以下の医学研究者を対象にしています。将来性のある若手研究者への助成で当財団の  特色となっている助成です。
      助成額       1件 50万円  12件

 3 医療技術研究助成 合計100万円
横浜十全会基金を財源とする助成で、医師を除く医療従事者が行う実務的研究や業務改善を図ることを目的に助成します。
      助成額       1件 20万円以内 

 4 医学・医療関連事業助成 合計200万円
医学・医療における社会的課題に対する組織的活動の支援を目的に助成します。
      助成額       1件 50万円以内

 5 指定寄附 合計30万円
助成研究助成を指定した寄附金に基づく助成で、1つの研究領域に30万円を助成します。
      助成額       1件 30万円  (腎臓内科学関係)

 なお、心臓疾患研究助成は28年度をもって完了しました。

Ⅱ 横浜市大教育等助成事業  総額20万円
 1 大学院優秀論文賞副賞の授与 授与合計額 20万円
横浜市立大学大学院優秀論文賞の受賞者4名に副賞を授与します。
       副賞額      1件  5万円

 2 国際学術交流事業助成 合計 20万円
国外からの短期の医学・医療の研修等に助成します。
       助成額      1件 10万円

 3 学生自主的活動助成 合計 150万円
横浜市立大学医学部の学生が自主的に行うボランティア活動等や国内・海外の研修や実習に対して助成します。    
       助成額    1件  15万円を限度として必要経費の2分の1の額

 4 学術講演会助成  合計 20万円
「三杉記念医学教育研究基金」を財源として28年度に開始された医学教育研究への助成です。昨年度と同様、学術講演会への助成を予定しています。

Ⅲ 医学・医療啓発事業  合計 150万円
  28年度の100万円から50万円増額しました。例年どおり研究報告書及び事業年報を冊子形態で発行し、あるいはホームページへの掲載等により、医学・医療の知識啓発を進めます。
 新規事業として、医学研究、医学教育への助成実績と成果をPRするわかりやすい広報誌を定期的に発行していきます。財団の助成財源は、本来、賛助会費並びに御寄付であり、このための啓発が重要でございます。 

Ⅳ 附属2病院の売店経営
 本年1月に実施した経営改善第2段階では取扱商品の主力を医療衛生用品といたしました。ご利用者様からは両売店とも「店のレイアウトがすっきりしてお店に入りやすくなった。」との感想が寄せられております。福浦売店では第2売店を閉店して第1売店に統合しましたが、「一か所で買い物ができて便利になった。」とのご意見をいただきました。また、福浦売店では3月から一部のクレジットカードが使えるようになりました。
 公益事業を支える事業として、引き続き経営改善を行い、ご利用しやすい売店に向けて今後とも努めてまいりますので、ご利用のほど宜しくお願い申し上げます。

Ⅴ 財団賛助会員加入の募集

Ⅵ 御寄附のPR 
 財団賛助会費及び寄附金収入は、今後重要な財源となります。
 賛助会費は、倶進会会員の先生方を中心に多くの方々の御協力をいただき、3月末現在で317名の方から28年度会費を納入していただきました。
      既加入賛助会員 375名中 300名
      新規加入賛助会員      17名

 毎年、会員20名増加を目標としておりますが、残念ながら予算額393万円は未達成で、前年度実績の387万円に及びませんでした。
 また、28年度の寄附金収入は、約174万円(前年度約252万円)でした。
 厚く御礼申し上げますとともに、今後ともご加入、ご厚志を賜わりますようお願い申し上げます。
 設立から四半世紀が経過する中で幾多の大きな試練がありましたが、研究助成など財団に対する期待は大きなものがあります。関係皆様方の御支援をいただきながら、本年度も全力で事業の遂行に取組んで参ります。
 倶進会会員皆様の更なるご協力を切にお願い申し上げます。

                                          (理事長 井出  研)