理事長挨拶

一般財団法人横浜総合医学振興財団は、横浜市立大学医学部創立50周年記念事業の一つとして、平成4年4月に設立されました。

財団の基盤である基本財産は、横浜市立大学医学部医学科同窓会倶進会の会員皆様による募金で造成されました。募金趣意書には、財団の設立は、「本学部の若き教室員の研究助成を主目的としたものであり、本学部の明日を担う研究心旺盛な青・壮年医師群に対する最高のプレゼントで、必ず明日の本学部を支える大きな原動力の一つになりうる」と、財団設立に寄せる思いが記されています。

募金の趣旨を受けて、当財団は、医学及び医療に関する研究活動等を助成することによって、神奈川県内の医療水準の向上を図り、県民が健康を保持し増進することに寄与するという目的を掲げ、関連する助成事業を行っています。

倶進会会員の募金による基本財産のほかに、平成12年3月に横浜十全会からの寄附金2千万円で医療技術研究助成を行う横浜十全会基金を設置し、又、平成15年3月には、梅原清氏からの寄附金2億円で梅原基金を設置しました。梅原基金では、既にある程度の研究実績を有する研究者に対して、臨床への応用を重視し、医学の発展に貢献するより実践的な成果を期待して最大3ヵ年間の継続助成を行なっています。

又、平成6年には、横浜市立大学附属2病院内の売店経営を横浜十全会から引継ぎました。以後、売店の売上純利益の全額を研究等の助成事業に使っており、今や、売店利益は、市民皆様からのご寄附とともに財団事業の主要財源となっています。

具体的な事業としては、一般公募による医学・医療の研究助成、横浜市立大学の医学教育支援助成、医学部学生の海外研修・自主的活動助成、海外交流事業助成などがあります。

今後とも、当財団は、社会情勢の変遷に即して財団のあり方を熟慮しつつ、更なる発展のために尽力いたします。そして、若手研究者の意欲を育て、或は、有用であるにもかかわらず財源確保が困難な事業を助成するなど、効率性が高く、かつ特徴的な活動を展開し、貴重な財源の有効活用を図り助成事業を続けて参ります。

財団事業の遂行のために、是非、当財団の活動にご賛同賜り、ご寄附をお願いできれば幸甚です。

皆様方のご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。


一般財団法人横浜総合医学振興財団
理事長
井出 研