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財団だより

25年度事業の概況

倶進会員の皆様には財団事業にご協力いただき心から御礼申し上げます。
平成25年度事業の概要並びに財団の現況についてご報告いたします。

平成25年度決算は、財団が売店を経営している横浜市立大学附属の二病院内のいずれにも他店のコンビニエンスストアが開店して以来の最初の決算です。
コンビニエンスストアの影響で、売店の売上額は激減しましたが、医学研究助成等の公益事業は、おおむね例年の規模で実施できました。
これは、横浜市立大学附属二病院のうちの一病院にはコンビニエンスストアが開店していなかった平成24年度の収益事業利益金と、公益事業関係の前年度繰越金1800余万円を財源に利用できたことによります。
又、平成25年度は、賛助会員の方々から会費合計341万円(各1万円)を収めていただき、さらには、既に梅原基金として2億円を寄附された梅原清様御夫妻から同基金の積立金として3000万円の御寄附が寄せられ、その他に後述のように倶進会の先生方をはじめ多くの方から総額190万1千円の御寄附がありました。
本当にありがたいことと、賛助会員の皆様、梅原清様御夫妻、御寄附を寄せられた方々に心から感謝申し上げます。
平成25年度の事業及び決算の概要は別表のとおりです。
「平成25年度決算・事業の概況」はこちらからダウンロードできます
以下、助成の状況について述べたいと存じます。

助成総額 約3000万円

梅原清氏の御寄附によって設立された梅原基金による推進研究助成が11年目を迎えました。当年度には、23年度開始3年継続助成研究3件、24年度開始2年継続助成研究4件、25年度開始初年度助成研究6件の合計13件について総額1700万円の助成が行なわれ、梅原賞1件が授与されました。
又、推進研究助成以外の助成については、研究等への助成が42件・1360万円、横浜市大教育等助成が20件・300万4千円で、助成合計額は、推進研究助成を含めて合計76件・2836万4千円となっています。
ちなみに、平成4年の財団設立以来の助成総額は、4億6千838万円になります。

26年度の申請状況

5月30日を受理期限として、各助成の申請を締め切りました。(医療技術研究助成、心臓疾患研究助成は8月22日が受理期限)
応募状況は、次のとおりです。

推進研究助成  新 規 29件
        2年目  6件
        3年目  4件
わかば研究助成     44件
医学・医療関連事業助成  1件

わかば研究助成は、前年度の若手研究助成を改称したものであり、前年度まで行っていた奨励研究助成は財源の関係で予算計上できませんでした。
又、医学・医療関連事業助成の申請は1件のみであったため、予算計上額200万円のうち150万円をわかば研究助成予算に転用することにしました。その結果、わかば研究助成は当初計上350万円の予算額が500万円に増額されます。
各助成の選考委員会は、医療技術研究助成及び心臓疾患研究助成を除き、8月初旬までに開催され、選考結果については、順次、助成申請者に通知するとともに、次号の「財団だより」に選考内容を掲載いたします。

賛助会員加入のお申込みをお願いいたします。

冒頭にお礼申し上げましたとおり平成25年度には341名の方々から賛助会費を納入していただきました。
財団賛助会員は、財団事業を継続して行くための基盤になるものと考えており是非とも御加入くださいますようお願い申し上げます。
既に御加入いただいている賛助会員の皆様に平成26年度会費の納入をダイレクトメールでお願いするとともに、新規加入をお願いする文書を「倶進会たより」に同封させていただき、倶進会員の先生方全員に送付させていただいています。

御寄附に感謝申し上げます

賛助会員御加入に加えて、倶進会の先生方をはじめ多くの方から多額の御寄附も寄せられています。
平成25年度には、総額190万1千円の御寄附があり、又、本年度は、6月末現在で49件、79万円の御寄附がありました。その中には、10万円という多額の御寄附を寄せられた倶進会員の先生が2名おられます。その他に助成の研究領域を指定した御寄附1件10万円が寄せられています。
コンビニエンスストアの開店によって財団経営の売店売上が激減し、助成事業等の主要財源であった収益事業は厳しい状況に置かれていますが、賛助会員御加入や御寄附の状況は財団事業に明るい見通しをもたらすものであり、心から感謝申し上げます。

公益目的支出計画変更認可を申請

収益事業の厳しい状況を踏まえて、平成26年度公益事業予算(助成金)は前年度予算に比して大幅な減額計上となりました。このことにつきましては、前号の財団だよりでご報告申し上げましたが、減額総額は800万円余に及んでいます。
平成23年9月1日の新法人移行後は、移行時に認可を受けた公益目的支出計画に基づいて公益事業を行ってきましたが、公益事業を大幅に減額した平成26年度予算を基準にしての公益目的支出計画を策定する必要があり、5月19日の理事会、5月28日の評議員会の審議を経て、6月16日付で神奈川県知事あてに公益目的支出計画変更認可申請書を提出しました。
公益目的支出計画は、新法人移行時に有していた財団の正味財産(公益目的財産)を使い切るまで取崩して行く年次計画であり、今回の認可申請は、現行支出計画における平成32年度末までの期間を、年間支出額を減額して平成45年度末までの期間とする支出計画変更の認可を求めるものです。
公益目的財産の取崩額は、公益事業支出と公益事業収入の差額を以て計算することになっており、財団の収入であっても公益事業に特定された収入以外の収入は、公益目的支出計画上の収入から除外されます。
賛助会費収入、寄附金(指定寄附金を除く。)収入及び売店利益は財団事業のために使えますが、公益事業に特定された収入ではないため、公益目的支出計画からは除外されます。
因みに、賛助会費及び寄附金(指定寄附金を除く。)は、理事会開催費用などを賄う「法人会計」に計上され、「法人会計」は、公益事業以外の会計として位置付けられています。
法人会計で剰余金が見込まれるときは、売店利益と同様にその剰余金を助成事業に振り替えて使用します。
非常にわかりにくい説明ですが、結局、公益目的財産の全額を取崩しても、賛助会費、寄附金(指定寄附金を除く。)及び売店利益に相当する分は残ることになり、公益目的支出計画が終了しても財団の財産が皆無になるものではありません。
財団設立の理念である「医学研究の助成」を基本にして意義ある事業を末永く続けて参ります。
今後とも、倶進会会員の皆様をはじめ関係皆様方のご協力を心からお願い申し上げます。

(理事長 井出研)