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財団だより

 若手研究者等に助成
  梅原賞は来年度選考

横浜市立大学附属二病院内に開店したコンビニエンスストアの影響で財団経営売店の売上が激減したことに伴い、平成26年度から財団の助成予算は、若手研究者対象助成以外は大幅に縮小せざるを得ませんでした。この平成26年度予算による研究等への助成申請を公募し、受理した申請書を対象に各助成等の選考委員会が7月から順次開催されました。

受理した申請の総件数は91件(昨年度135件)、うち採択件数は24件(同51件)、研究助成総額は1,600万円(同2,356万円)になります。申請件数及び採択件数のいずれも昨年度に比して大幅に減少しましたが、これは昨年度まで予算計上していた奨励研究助成を中止せざるを得なかったためです。

採択された助成申請の状況は、別表のとおりです。
「平成26年度助成採択一覧」はこちらからダウンロードできます

又、梅原賞については、来年度の選考対象助成と合わせて選考を行うことになりました。

1 推進研究助成

選考委員会は7月15日に開催されました。申請件数39件(昨年度33件)、採択件数10件(同13件)、助成総額1,000万円(同1,070万円)

採択の内訳は、初年度助成3件(昨年度6件)、二年度継続助成3件(同4件)、三年度継続助成4件(同3件)となっています。

また、推進研究助成については、従来、初年度助成の採択件数を多くして、二年度継続助成、三年度継続助成と順次採択件数を少なくしていましたが、平成26年度から採択された研究の全てに対して、原則、三年度継続助成を行うことにしました。また、初年度助成については隔年度で募集を行い採択件数は3件とすることにしました。

2 わかば研究助成

若手的研究助成を平成26年度からわかば研究助成に名称変更しました。選考委員会は7月22日に開催されました。申請件数44件(昨年度若手研究37件)、採択件数8件(同11件)、助成総額500万円(同300万円)

わかば研究助成の予算計上額は350万円でしたが、申請状況を検討して医学・医療研究助成予算から150万円を転用し助成合計額を500万円に増額しました。

3 医療技術研究助成

10月1日に選考委員会が開催されました。申請件数7件(昨年度11件)、採択件数6件(同9件)、助成総額100万円(同119万円)

4 医学・医療関連事業助成

8月6日に選考委員会が開催されました。申請件数1件(昨年度9件)、採択件数0件(同7件)、助成総額0円(同307万円)

5 心臓疾患研究助成

横浜市立大学附属病院に入院されていた患者様からの御寄附500万円を財源としての助成です。

平成24年度から5ヶ年度に亘ってこの財源による助成を行い、各年度1件(助成額100万円)を採択します。今回は第3回目です。

10月2日に選考委員会が開催されました。申請件数3件、採択件数1件、助成額100万円

ご篤志にお応えするため、優秀な研究の採択に努めました。

財団賛助会員の御加入、本当にありがとうございます

平成24年度から具体的な募集を行っている財団賛助会員は、研究助成の主要な支柱の一つであり、倶進会の先生方をはじめご加入いただいている大勢の方々に心からお礼申し上げます。

御加入いただいている状況は、現在、次のとおりとなっています。

本年度新規加入(会費納入)65名
前年度までのご加入   344名
     うち会費納入(297名)
     会費納入合計 362名

賛助会員に御加入いただいている方のほとんどが倶進会会員の先生方であり、その他に横浜市大医学部新入学生の保護者28名の方々に御加入いただいています。 

倶進会会員皆様の当財団に寄せられるご厚情に心から感謝申し上げます。

売店の経営改善に努めて参ります

コンビニエンスストアの影響で売店経営は厳しい状況を迎えていますが、売上が大幅に減少したとしても、そこから生じる利益は貴重なものであり、経常的財源として売店利益は財団の公益事業遂行には不可欠と考えています。

今後とも、コンビニエンスストアとの併存を前提にして売店の経営改善に努めて参ります。経営改善のためには売上増加を図るのが王道と考えられますが、コンビニエンスストアと競合している商品が多い状況の中で、商品構成について実効性のある対策は難しいと言わざるを得ません。

売上増加が困難の中で経営改善を進めるためには経費節減が重要であると考え取組んでいますが、人件費以外の経費では店舗区画の賃借料、光熱水費、飲料容器処理費など固定的なものが主要部分を占めおり、大幅な削減は難しいところがあります。そのため、人件費の削減が経営改善を左右するものとして売店職員の協力を得ながらその実現を図っています。

また、多大な効果は望めませんが、比較的コンビニエンスストアとは競合が少ない文庫本の充実に努めるため、文庫本の陳列スペースの拡張、在庫文庫本の解説目録の作成などを行っています。

今後とも、医学・医療の研究助成を続け財団の設立目的を果たして参りたいと存じます。

是非、倶進会会員皆様方の御協力、御指導を賜りますようお願い申し上げます。

(一般財団法人横浜総合医学振興財団
    理事長 井 出  研)